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外科・手術外科・手術外科・手術

縫合糸

当院では不妊手術(避妊手術・去勢手術)を始め、一般外科手術、軟部外科手術、整形外科手術など様々な手術を行っております。

動物に優しい外科・手術を心がけています動物に優しい外科・手術を心がけています動物に優しい外科・手術を心がけています

当院では手術を行うにあたり、動物への負担ができる限り少なくなるような手術法や医療機器・医療部材の使用を心がけております。また、手術前には、できる限り、術式、手術のリスク、メリット・デメリットなどの説明をさせて頂いております。

手術に関してのご希望やご不安点などがございましたら、診察時にご相談ください。

当院で行っている動物への負担を減らすための5つの取組
動物に優しい外科・手術を心がけています当院で行っている動物への負担を減らすための5つの取組

当院で使用している
サンダービートについて当院で使用している
サンダービートについて当院で使用している
サンダービートについて

負担を最小限に負担を最小限に負担を最小限に

当院で使用しているサンダービートについての3つの特徴

サンダービート
1.手術時間の飛躍的に短縮
難易度の高い手術や、腫瘍の手術を短時間で行うことができるようになりさらに動物たちへの身体への負担が軽減することが可能になりました。
もちろん、去勢・避妊手術でも適応可能です。
2.これまで以上に手術の安全性向上
確実に止血・切開が可能であるため、難易度の高い手術もより安全にできるようになりました。
超音波メスより、さらに熱による損傷が少ないため組織侵襲性の低い手術が可能です。
3.ペットの負担を最小限に軽減
身体の中に縫合糸(異物)を残さない手術が可能になりました。
縫合糸による異物反応性の病気を防ぐことができます。

サンダービートとはサンダービートとはサンダービートとは

サンダービート

サンダービートは、高周波電流と超音波振動の技術を合わせた世界初の最先端医療機器です。
超音波振動による素早い組織切断と血管のを密封し出血時に止血するといった特長を併せ持つ凝固切開を可能としています。
サンダービートを手術で使用する事により、麻酔時間の短縮、縫合糸反応性肉芽腫の回避、痛みの軽減、そして、血栓症のリスクの低減が可能になります。

【縫合糸反応性肉芽腫とは?】

手術の後に身体の中に残った糸によって過剰な異物反応が起こる病気です。
縫合糸肉芽腫の発生部位としては、手術の部位に発症することが大抵であり、例えば、去勢手術では鼠径部、避妊手術では子宮断端や卵巣に発症します。
症状は、皮膚が赤く腫れてきたり、潰瘍になったり、漿液や膿汁が漏出したりすることがあります。
治療はステロイドやシクロスポリンまでの免疫抑制剤の投与や外科的に異物である糸を取り除くことが必要になることがあります。

この病気は事前に発生リスクが分からないため、当院ではサンダービートを利用して、なるべく手術時に糸を残さないようにしております。
どうしても体内に糸を残さないといけない場合に、当院では手術時に使用する縫合糸は「PDSⅡ」「PDS Plus」と「アスフレックス」という、身体に非常に優しい糸を用いています。

サンダービートの使用が適応な手術サンダービートの使用が適応な手術サンダービートの使用が適応な手術

サンダービート
  • 避妊手術
  • 去勢手術
  • 膀胱切開
  • 胃腸管切開・吻合
  • 開胸手術、開腹手術
  • 各種腫瘍切除術
  • 膝蓋骨脱臼整復手術
  • 胸腔内、腹腔内腫瘍摘出
  • 乳腺腫瘍切除
  • 体表腫瘍切除
  • 子宮蓄膿症
  • 脾臓摘出
  • 軟口蓋過長症
    など

当院で使用している縫合糸について当院で使用している縫合糸について当院で使用している縫合糸について

当院では手術時に使用する縫合糸は、 「PDSⅡ」と「アスフレックス」という縫合糸を主に用いています。 これらの縫合糸は人医療で心臓血管外科や美容外科手術にも使用されている高機能なものです。

縫合糸

特徴は色々とあるのですが、簡単にご説明させていただくと、
① 糸の表面が平滑なため、接する組織の損傷が非常に少ない
② 細菌が伝播しない構造になっている

という特徴があります。

一般的な縫合糸は上記の逆となり、表面にザラツキががあることにより、縫合時に糸を通過させる際に接する組織を損傷させてしまうことがあったり、糸が編んであるために繊維と繊維の隙間ができてしまうことにより細菌などが入りこむ余地があったりするという課題があります。

もちろん、一般的な縫合糸を使用した場合でも上記のような影響が出る確率は非常に小さいといえます。しかし、身体への影響やリスクが1%でも軽減できる医療部材を選択することが獣医師としての責任であると考えています。

当院で使用している骨折用プレート
当院で使用している骨折用プレート
当院で使用している骨折用プレート

当院では多くの骨折手術を行っているのですが、常に使用する部材に悩むのが骨折治療に使用するプレートについてです。

当院では最新のロッキングプレートを使用した手術を行っております。これは従来のAO法と比べ格段と進化したもので、治療成績は一線を画すものと考えています。

従来の骨折治療に使用するプレートは骨にピッタリとくっつけて、圧迫しなければ固定できませんでしたが、このロッキングプレートは骨にピッタリと密着させなくとも、骨とプレートとスクリューとを一体化させることができます。特殊な構造のため、プレートのネジ穴とスクリューががっちり噛み合うようになっています。

従来のプレートでは骨を圧迫することにより、骨の血流が阻害されてしまい、骨が細くなったり、治癒が遅くなったりしていましたが、ロッキングプレートでは圧迫の必要が無いので、より早く治癒します。

最新のロッキングプレートのメリット
固定法 骨にピッタリと密着させなくともよい(圧迫させなくともよい)
固定力 従来のプレートよりも強固
治癒の速さ 圧迫することがなくなったので、血流阻害・骨が細くなるなどの心配がなく、従来よりも治癒が早くなる

【動物に適したサイズを厳選しています】

ロッキングプレートを使用した骨折治療は、多くの動物病院様でも行われるようになってきました。当院ではさらに工夫を重ね、動物の種類やサイズに応じたプレートの選定を行っています。
小型の猫や超小型犬はTAITANというプレートを、猫と小型犬と中型犬は海外から輸入しているPAXsystemというプレートを使用しています。

プレート
プレート
プレート

【プレートを利用した骨折手術の一例】

骨折治療においてプレートを用いて手術を行いました。
【手術例1】
手術前
手術後
【手術例2】
術前①
手術前
術後①
手術後

【チタン素材を選ぶ理由】

骨折手術に使用するプレート素材にはステンレス製やチタン製などがあります。 ステンレスも錆びにくく安価であり、良い素材ではあるのですが、 骨折治療においてはチタン製を使用することが最良であると考えています。

チタンの特徴
軽さ 小型犬の骨は非常に細く、数ミリの厚さしかありません。
そんな細い骨にプレートをつけるのですから、ステンレスより軽いチタンを選んでいます。
強さ チタンはステンレスに匹敵する強さをもち、ステンレス以上に耐える材料です。軽くても弱ければ意味がありませんから、しっかり強度のあるチタンを選んでいます。
優しさ チタンは金属アレルギーを起こしにくいと言われています。
熱伝導率も低いため血行を保ち、骨との相性がいい材料と言えます

当院での手術実績当院での手術実績当院での手術実績

呼吸器・循環器関連呼吸器・循環器関連呼吸器・循環器関連

消化器関連消化器関連消化器関連

  • 抜歯
  • 口鼻腔瘻
  • 唾液腺嚢胞
  • 胃切開・胃切除
  • 胃拡張胃捻転
  • 胃幽門部狭窄
  • 小腸切開・切除
  • 消化管内異物摘出
  • 腸重積
  • 直腸固定
  • 直腸脱整復
  • 会陰ヘルニア
  • 肛門嚢摘出
  • 胆嚢摘出
  • 胆嚢小腸吻合
  • 肝葉切除
  • 肝生検
  • 食道裂孔ヘルニア
  • 脾臓摘出
  • 内視鏡(異物除去)
  • 内視鏡による胃腸検査(生検含む) など

眼科分野眼科分野眼科分野

  • 角膜縫合
  • 角膜癒着除去
  • シリコンインプラント挿入術(義眼)
  • 眼球摘出
  • 眼瞼フラップ
  • 眼瞼切開
  • 眼瞼腫瘍摘出
  • マイボーム腺腫摘出
  • 瞬膜腺突出整復(チェリーアイ)
  • 瞬膜フラップ
  • 瞬膜切除 など

神経・整形外科関連神経・整形外科関連神経・整形外科関連

泌尿・生殖器関連泌尿・生殖器関連泌尿・生殖器関連

  • 膀胱結石摘出
  • 膀胱破裂整復
  • 膀胱腫瘍摘出
  • 尿管結石
  • 会陰尿道瘻設置
  • 尿道結石
  • 尿道脱整復
  • 陰茎切除
  • 陰嚢切除
  • 去勢手術(停留精巣含む)
  • 腎摘出(水腎症、腎嚢胞、腎腫瘍)
  • 卵巣腫瘍
  • 卵巣嚢腫
  • 子宮水腫
  • 子宮蓄膿症
  • 子宮捻転
  • 乳腺腫瘍摘出
  • 帝王切開
  • 避妊手術 など

腫瘍関連腫瘍関連腫瘍関連

  • 皮膚および皮下腫瘤
  • 眼瞼腫瘤
  • 胸腔内腫瘍
  • 肺腫瘍
  • 肢端腫瘤(瘍指・指間)切除
  • 耳介腫瘤
  • 耳道腫瘤
  • 乳腺腫瘍
  • 口腔内腫瘍
  • 消化管(胃、小腸、大腸)腫瘍
  • 脾臓摘出
  • 腎臓腫瘍
  • 副腎腫瘍
  • 膀胱腫瘍切除
  • 膵臓部分切除
  • 肝臓腫瘍
  • 骨および関節の腫瘍(骨肉腫、滑膜肉腫など)
  • 末梢神経摘出
  • 肛門嚢腫瘍および肛門周囲腺腫瘍
  • 肛門周囲腺腫切除
  • 甲状腺腫瘍
  • 精巣腫瘍
  • 卵巣腫瘍
  • 肥満細胞腫
  • 脂肪腫(脂肪腫瘍)
  • 体表腫瘍摘出(局所麻酔での処置や液体窒素も含む)など

その他その他その他

  • 皮膚欠損に伴う皮膚形成
  • 臍ヘルニア整復
  • 鼠径ヘルニア整復
  • 大腿ヘルニア整復
  • リンパ節切除
  • 外耳道切開
  • 外耳道切除
  • 耳道切除
  • 狼爪切除術 など